人間は、ときに迷ったり、おそれたり、心配したりという弱い心を一面に持っている。だから、事をなすに当たって、ただ何となくやるというのでは、そういう弱い心が働いて、力強い行動が生まれてきにくい。けれども、そこに一つの使命を見出し、使命感を持って事に当たっていけば、そうした弱い心の持ち主といえども、非常に力強いものが生じてくる。
だから指導者は、つねに事に当たって、何のためにこれをするのかという使命感を持たねばならない。そしてそれをみずから持つとともに、人びとに訴えていくことが大事である。そこに“千万人といえども吾往かん”の力強い姿が生まれるのである。